バーチャルな人間関係」と現実とのバランス by Regina Lynn
我が友人が、Second Lifeを選んだわけは、このゲームが、以前わたしががよく出入りしていたチャットルームを現代的なに蘇らせているからだ。
IRCのチャットルームでは、テキストと想像力を使って作り上げていたものが、Second Lifeでは目に見える形で表現されている。
このゲームの中で出会った素敵な女性から、わたしは素敵なドレスを頂いたことがある。
此れを手持ちアイテムに加えたお陰で、面倒なショッピング無しに、いつでも好きなときに服装を変えられる。
別の女性は翼のついた馬(Second Lifeでの呼び方は「空飛ぶペガサス」)をくれたので、外出がずっと楽しくなった。
わたしを友達リストに入れてくれる人も何人か生まれ、そのうち二人は、わたしにプラスの評価を与えてくれた。
お喋りしたり、冗談を言ったり、ふざけあったりしているが、今回はまだサイバーセックスをするには至っていないが、素晴らしい時間を過ごしているのは確かだ。
ただし、ゲームの中を歩き回っても、今まで知らなかった全く新しい可能性やチャンス、あるいは物珍しさに、呆然と立ち竦むことはない。
わたしにとって、ゲームのグラフィックスや一人一人のプレイヤーは新鮮でも、オンライン・コミュニティーや仮想空間が持つリアリティーは馴染み深いものだからだ。
Second Lifeの世界で見つけたのは、居心地良く楽しめる空間だ。
友達の作り方も知っているし、他のプレイヤーとの会話も楽しめる。
十分な時間があれば、アダルトコンテンツにもすんなりと入っていける。
オンラインで時間を過ごすために、現実世界での誘いを断ることさえある。
其れでも、わたしの人生がこのゲームに乗っ取っられたり、友人との関係がゲームの所為で危うくなったりはしない。
上手に、世渡り、綱渡りをしている。
何もかもが新鮮だった、無邪気な昔の自分に戻ることはできない。
でも、今のわたしに、あの時代に戻る気がないことも分かっている。
わたしは既に、サイバースペースに行って、経験を積んだだけでなく、こうした経験をサイバースペース以外の生活にも活かしている。
逆に、以前より付き合い易い人間になったと言われる。
何故なら、当たり前の話だが、仮想空間と実世界の共通点とは、人が存在するという、その一点に尽きるからだ。
そして、好むと好まざるに関わらず、経験をundoすることはできない。
何処へ行っても、人間は同じようなもの、と、英語の古い諺が言う通りだ。
其の意味で、アダルト・チャットルームを経験すれば、元に戻れない、つまり、処女や十四歳に戻れない。
或る意味、有難い話だけれど。
しかし、経験から得た落ち着きをもってアダルト・コミュニティーに戻れば、新しい世界をより深く、そして願わくは、磨き上げたスキルを駆使して、楽しめるはずだ。
さて、コラムも書き上げたので、これから私はそちらの活動に集中することにしよう。
以上、サイバーフレンドであり、尊敬する彼女からの記事。
レジーナ・リンはセクシャル・レボルーション2.0の著者です。
和訳されてたっけ?
彼女からの伝言。
返事を辛抱強く待てるというなら、電子メールはginalynn@gmail.com宛てに、とのこと。
勿論英語でお願いしますね。
彼女からは、非常に巧みで効果的な現実逃避の仕方を学べます。
チャットルームに逃げ込むのでなく、利用するのです。
自分をヴァーチャルな世界で磨き上げ、失敗を重ねて強くなり、罵詈雑言に耐え得る神経を養い、厳しくも生易しい、現実世界でそれらを生かすのだ。
ゲームに人生や時間を乗っ取られてはいけない。
自分がゲームを操るよう、どうか、ネット中毒予備軍の方、お気をつけて。
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