Thursday, February 16, 2006

Suicide 自殺

自分で自分の命を絶つこと。
近年問題となっている、ネットで集団自殺や自殺者数の増加、年間自殺者数三万人超といったニュースや新聞など色々なメディアで話題となっている自殺を様々な角度から検証し、最終的にどうしたら自殺を防ぐことができるのか、自殺予防法を提示された。

人は何故自殺したくなるのかという問いに対して、誰も明確な答えを出すことは出来ないと思われる。しかし、自殺する引き金となるものはいくつかある。

人間関係のストレス

代社会の抱える複雑な問題
現代社会では、複雑で多種多様な問題を抱えている。
日々、生活していく上で其れが重いプレッシャーとなって、どう処理したら良いのか分からなくなり、悲観的になったり、自暴自棄な気分に陥ってしまったり、必要以上に自分を責めたりしてしまうこともしばしばある

職場でのトラブルや家庭不和
様々なトラブルや不満が原因で、仕事への意欲の消失や、自分自身の能力への疑問、自分が正等に評価されていないといった不条理を感じたり、社会的に孤立したりする。
また家庭内の人間関係のもつれから生じる摩擦や家庭崩壊、加えて経済苦境といったストレスの重層化と悪循環に苦しめられる。

学校でのいじめ
子供達にとって、学校環境や友人関係は大人が考えているより遥かに重要であると同時に一種の閉鎖的社会でもある。
大人の目線で「そんなことぐらい」と思えるようなことが、案外子供にとっては命にも替え難いほどの事柄でありもする。精神的にも未成熟な子供達にとって、今の状況が将来を決定的にしてしまう様に思えて明日への希望を見失ってしまうのだ

喪失体験
精神神的喪失感
人は配偶者、子供、親や親しい人が亡くなった時はとてもつらく、悲しい思いをする。一緒に死にたいと考えてしまう事さえある。そんな時、心を支えてくれる人がいないと、鬱的気分から抜け出せず、本当に鬱病になってしまう。
また喪失体験は、失職、転職、単身赴任、引越し、リストラ、子供の独立からも起こり得る。

身体的喪失感
此れらの社会的、精神的な喪失感のほかに身体的喪失感も見逃せない自殺の要因だ。
病気や怪我で身体の機能を失うことは大変辛いことで、其れが元で希望を失い、自身がなくなってしまう
また老化により目や耳の希望が衰え、更年期障害による不具合も身体的喪失といえる。此れらが老年期鬱病の引き金ともなる。

世界に冠たる長寿大国であると同時に世界有数の自殺大国である日本、本当に平和なのだろうか
一年間に何万人もの自殺者が出るということは平和とはいえないのだここ数年自殺が急激に増加し、五年連続で自殺者数が三万人を超えるといった非常事態となっている。
この数字は交通事故で亡くなられる方の約三倍以上の数字で、また自殺未遂は既遂の二〇倍もあるといわれている。 では、何故日本はこんな自殺大国になってしまったのか?

不況における先行き不安
まず第一に、現代日本における自殺増加の一因とされている不況による先行き不安からくる自殺者の増加がある。

ここ数年の不況による先行き不安からくる自殺者の増加である。
近年、自営業の方が不況で廃業になり、働き盛りのサラリーマンがリストラされて無職になり、そのまま再就職できずに苦悩の末自殺という報道を良く耳にした。

最近では此れに加え新たに、就職難の大学生による自殺者の増加が問題や、会社や上司に厳しいノルマを与えられ、心理的に体力的に追い詰められ、最終的にストレスが溜まりに溜まって過労自殺にいたるといった問題が増加しており、早急な解決策が求められている。

現代人が抱える心の問題
第二に、現代日本における自殺増加の原因とされているのが、現代人の抱える心の問題である。
作家の五木寛之氏は、自殺の起きる原因は何かという問いに対して。
「心が乾いてしまっているから人間の命が軽くなってしまう。軽い命は簡単に捨てることができるし、奪うこともできる。だから、自殺者の増加と凶悪犯罪の増加が並行して起こっているのだ」と述べている。

また、五木寛之氏は今の時代を次のように述べている。
わたし達は平和の中に住んでいる……しかし、ある意味では此れは戦争である。其れは心の戦争であり、インナー・ウォーという言葉がピッタリと当て嵌まるかもしれない

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