Wednesday, February 15, 2006

狂々廻る心模様


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PRESTUPLENIE I NAKAZANIE

睡眠と活動は相関するが、人は専ら月光より日光を重視する
天照大神は月読命に支配権を譲るまで、日出処
太平洋上の見えない日付変更線から太陽の隻眼を通して
この葦原中国を監視している
月読命は姉の眩い眼光を反射して、青く冷たく地上を射し
夜動く生物を呼び覚まし、昼働く生物に催眠を掛ける
素戔鳴尊は姉兄の領域を護り、昼夜問わず、化生退治に精を出す
三神に守られて、獣、鳥、魚、虫達は領分を弁え共存共栄してきた
その調和を、火が乱した
愚か故、原人は飽きず木と木を擦り、石と石を打ち続けた
八百万なる神々の中、一神の気紛れだったかも知れない
飽かず木を擦り、石を打つ原人は、神のみ所有する火を手に入れた
愚かしい歓喜の雄叫びと共に、原人は背を伸ばし体毛を抜き、現人に退化した
現人は火を翳し、夜を侵略し始め、昼夜の均衡は崩壊した
昼の弱肉強食が夜にまで持ち込まれては、調和生態系の存続は不可能となった
人は炎を行使し、闇を減らし、他の生物を圧倒した
土砂や鉱物を煉り、凶器を生み出し、且ての友達を騙して狩った
それは血の味への執着の初まりだった
穀類、果実、木の実、貝に無かった、熱い血潮滴る肉は
退化した現人を虜にした残忍な虐殺と肉食
そして火の下で夜媾う肉欲とに溺れ
やがては人同士の殺戮が最好の愉悦となった
同族の生き血を浴びる瞬間の快感は、獅子百匹の惨殺より遥かに魅力的だったし
夜炎の下吹き晒しの淫行は、昼物陰で媾うより比べようも無く快感を与えた
エデンの最初の番いのように、伊弉諾尊と伊弉冉尊もまた反目した
混沌のマグマに向かい、男神はいざ凪げ、女神はいざ波立て、と命じた
相反する二神は、神に有るまじき肉の交尾をして
初の子は醜い蛭子、日本初の捨て子を筆頭に、続々と子を生した
二人が身体で媾り産まれた神子は、皆失墜、伊弉冉尊が女陰を焼かれ死した後
冥府で妻の本性を見た伊弉諾尊が、単性生殖で生み出した三神
天照大神、月読命、素戔鳴尊が大和を支配している
これは、祝福? それとも呪詛? 誰が正気で誰が狂気?
何が善で何が悪? 誰の罪で誰が罰を受けるの?
罪と罰は一対なのに、罪人は金で免罪符を買い極楽行き
聖人は他人の罪と十字架を負い磔刑
これが神の判決なら、抗おう、冒涜しよう、戒めを破り捨てよう!
ハルマゲドンは、ちっぽけな人間のがむしゃらな反逆、存続の希望だから

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THE TIME TO COME HAS COME

太陽系の宇宙原理は、太陽の第一光を第一瞬
運命を司るホロスコープ全宮の十二を基底数
銀河の中心に座す創生主に、2万8千光年隔たる太陽が
二十五.三八日の自転を終え一巡分の太陽光を全て届ける
千九百四十五年二百二十八日五時間を一宙刻と定義した
この定義に基づき、無限宇宙は時の秩序を得た
十二宙刻の昼と十二宙刻の夜を合わせた
四万六千六百九十四年三百六十三日十時間が一宙日
宙の日を基底数十二回繰り返した
五十六万三百三十九年三百四十三日八時間が一宙季
起承転結の四季を廻る
二百二十四万千三百五十九年二百五十五日十六時間が一宙年とされた
瑠璃色の星で絶滅という五度の実験失敗後、全神の創生主は御子を地へ下した
創生主の子等は各々の民を創り、国を創り、文明を創った
しかし、いつしか民は神に背き、神を目指し始めた
幾つもの文明が神の鉄槌に砕かれて尚、人の傲慢は膨れ続けた
神達は言語を分かち、支配する民を明分化した
地上に散らされる直前、神に選ばれし数名が、神の啓示を受けた
それは創生主による滅亡と救済の預言だった
民を愛する神達は、創生主に隠れ、生存と消滅、二通りの救済の道を与えた
だが、後世に残る数多の預言書は、神頼みの脆弱な人類に歪められ
救済もまた消滅という第三の意味を隠し
善の化身と悪の権化の対決のみを記すこととなった
創生主にとり、善悪は共ながら実験中止である
ノストラダムスが表す恐怖の大王、ヨハネ黙示録が説く四人の殺戮天使
相対する誠実、真実と呼ばれる王の王、兜率天の弥勒菩薩
北の果てに現れる白馬のカルキ、救世主ジーザス
それ等皆同一であり
善とは苦痛無き一瞬の抹消、悪とは苦痛に満ちた緩慢な抹殺を意味する
わたし達を待つは滅日

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DEPRESSION&OVEREATING VOMITING

少々ハードな内容でも、伝えたい
頑張れとか生きろとか、そんな無責任で甘ったるい言葉は無い
テメエのケツはテメエの手で拭け
拭いて汚れたその手はテメエの舌で舐めて清めろ
糞尿と吐瀉物、クソとショウベンとゲロに塗れて
テメエの出したモン食って、蛆湧いた傷の血膿飲んでのたれ死ね
わたしには、それだけ言う資格が有る
鬱病も過食嘔吐も、指先壊死するまで堪能したし、それ等を自力で乗り越えた
まだ鬱の薬に溺れている最中だけど、もう食い物の誘惑には負けない
世上の毒と泥噛み、骨だけの身体引き擦り、今此所にこうして生きている
ゲロに混ぜて、無駄に流した食物と時間は取り戻せないけれど
それ以上の宝を見付け、抱き締められたから
自分の弱さより強さを知ったから
身体切り刻む痛みと快感も、便器に顔突っ込んで
飛び散るゲロを顔面に浴びて、その上に原形止どめたクソ垂れて
まさに糞味噌の悍ましさも愉悦も知っているから
気が向いたなら、YOU ARE WELLCOME AND MAY I HELP YOU?

自己申告型鬱病ってのは、詐病だ、お怒りの方、謝りません
客である患者より上等の椅子にふんぞり返る医者曰く
鬱は心の風邪なんと阿呆臭い診断下すけれど、そりゃあんた
血液検査で異常ホルモン分泌が見受けられない
軽~い鬱病もどきの人に言うことでしょ
大体、医者なんて輩は、努力が報われた恵まれた成功者じゃん?
そんな奴に連続挫折者の気持ちや置かれている悪環境が汲み取られるのか
単に過去の症例から憶測しているに過ぎない
奴等は患者を観察するだけ、データ集めしているだけ
先生と呼ばせて患者の胸底にドカドカ入り込み、蹂躙して
金ぼったくって、優越感に浸るだけ
中にはイカれていないのもいるけれど、巡り会う確率は1%未満だと
CMで、「うつだったんだぁ」って明るくほざく女が出てくる
あれは絶対偽装欝病だ!
だってさ、この病に陥る人は、まずもって
「あなたは欝病です」と診断されると「そんな筈有るか!」
そうやって陥れて自分の成績上げようって魂胆だな、誰のやらせだよ!」
と診察室で喚き散らす
良く完璧主義に誤解されるが、少なくともわたしは違う
ただ、猜疑心と被害妄想に囚われているだけ
それも、自分が他人に対して行ってきた騙しだの罠だの嘘だのの
事実に基づく妄想だから、医者も家族も非常に困る。当人はもっと困る
そうやってくるくるぐるぐる狂々と、底の無い反吐の沼に嵌まり込んで
様々な合併症誘発して、今、白い部屋で内臓半分に切り取られて
チューブに繋がれて、惨め極めて生きている、わたしがいる
わたし、色々なものに負けたけど、もう、自分自身にだけは負けない
足掻く、苦しむ、負け惜しみを叫び続ける
どうか、誰を騙しても、何から目を逸らしても
自分自身だけは真正面から見透かして偽らないで
欝である自分を許した上で、戦い勝って
幾度負けても諦めないで、自分から白旗揚げないで
抗おうよ、怠け者の烙印と

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青春、朱夏、白秋、玄冬、廻り巡る

梅の香が漂い始めると、日差しまでラメ入りの化粧をして、再生の春を迎える
人生の勝敗が、否応無く露わにされる残酷な春
嬉しい別れと嫌な出会いが交錯する
梅、桃、桜、木々達が目覚め、幹に漲る血潮を蕾に込めて
一斉に満開の花を咲かせる
散る為に咲く花、枯れる為に芽吹く草、食われる為に繁る新芽、潔さに乾杯

倫理、道徳、羞恥、常識、服と一緒に脱ぎ捨てる夏
猥褻物陳列罪擦れ擦れの若者達
羨望と嫉妬と憤懣の目で、舐めるくらいじっとり観察する老人
贅肉に悩む女、精力を気にする男、どっちつかずの両刀使い
日本海は死海に、日本中がソドムに変わり、淫乱と邪行が跋扈する
火遊びは、最後の花火と一緒に、夜空へfunke!

秋の夜長は息苦しい、残暑と肌寒さが入り混じり、夏の湿気が不快指数を増す
蟲の鳴き音なんかこの世には無い
いやらしい姿態の六本足共が、脂ぎった翅を擦り合わせる音だけ
耳鳴りのように、鼓膜から剥がれない嫌な音
やっと蝉の雑音が収まったのに、蟲共はわたしを責める
切レ、焼ケ、死ネ、殺セ、オ前自身デオ前ヲ……!

蟲共が消える頃、大好きな冬が来る
冬は綺麗、煮沸より冷凍のほうが滅菌効果があるから
ほんの少し、年の瀬と始まりの浮かれ騒ぎを堪えれば、夢の中へ逃げ込める
眠りたい、目覚めを恐れず眠りたい、叶うなら凍死したい
死の寸前の熱さに身を任せ、衣服を脱ぎ捨てて全裸で凍りたい
そうすれば私やっと綺麗、無菌、純潔



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斜視的世論

死者が生者を養い、生者が死者を産むが地の理、悪裁くが冥の理
賞罰与うが天の理、三原理全てに背くが人の理
生老病死の苦を、人間以外の全ての物がうけいれている
釈迦の正覚など、他のあらゆる存在が大悟り済み
父に背き母に抗い妻子を捨てた浮浪者の魁に
教えて貰いわずとも、大自然が常に説き続けている
人の温もりなどという、もう取り戻せない
無い物ねだりな物事を思い出す努力は、無駄で無益でただ虚しい
高齢必ずしも劣悪に非ず、同じく老化必ずしも劣化に非ず
相手と対峙し覚悟の上で殺し合うは公平だが
名も顔も知らず無差別に虐すは、無邪気が過ぎる子供の戯れ
残虐なラフィングゲーム
今北朝鮮のマスゲームを笑う人は
60年前の大日本帝国を、神風を、忘れたのですか?
それとも余りに似ている故の、同族嫌悪ですか?
わたし達がこの瑠璃星にできる償いは、人類絶滅だけだよ
もうすぐ、神の殺菌が始まる。
わたし達凶悪ウイルスは、エボラよりしぶとく、ラッサより汚いから
早く地球に安堵をあげなきゃ、その為に早く滅びなきゃ
鷲の爪牙がパンドラの箱を壊して、神が隠していた希望を
プルトニウムで死なせてしまった
一日の終わりに、太陽は焼け爛れ、月が化膿し、雲は青痣となり、空は血を流す
さあ、殺し合おう……

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