首吊り体験記
昔、首吊りした。が、未遂に終わって、今こうしてブログを書いている。
やる前に、完全自殺マニュアルという本で、あらゆる自殺方法を学び、一番確実で死体処理のしやすい方法を選んだ結果が、首吊りだったのだ。
まず、死ぬまでには少なくとも、十数分、多く見て三十分あれば確実だ。
首を吊ってから一分後、苦しいというより、ふわ~っと意識が薄れていき、夢を見ているような感覚になった。
そして両手で水の中を掻くような感じで、自分の耳の辺りを叩き、足は歩くような感じに動いた。此れが二分後だった。ちゃんと時計で計っていた。
と此処で、わたしの場合、誰かに叩かれていると思い、ぼんやりと気付くとその叩いているのは自分だと分かり、しかもこの世の者とは思えないような、凄い声を出していた。
その声のせいだろう、犬が吠えているのが聞こえ、我に返りった。
しかもその場所は社宅裏のテニスコートだったため、近所の犬の鳴き声が夫の声に聞こえて、咄嗟にロープを掴み止めてしった。
通常、三分後には仮死状態となり、大小便を漏らし、眼球が飛び出して、呼吸が止まると言われる。
ただこの段階では、まだ心臓は動いていて、発見されれば一命は取り留める場合もある。そして、約三十後に、完全に全身の機能が停止するとのこと。
わたしは、たったの二分足らずで気付かれると思い、止めてしまったが、最悪なのはこれがもっと時間が経っていて、呼吸は止まっていても心臓が止まっていなかった場合。
深刻な後遺症を残す。其れは、脳内が酸欠状態になり、細胞が破壊されるという恐ろしい結果なのだ。
脳細胞というのは一度壊れたら二度と再生しない。
其れを考えると、止めるんなら早いうちに止めて良かったのかなと、今では思う。
と同時に、もっといい場所を探さなければいけないと痛感した。
今は、首に残った締め跡が何とも言えずキモく、終わってみてはやはり痛いが、後遺症には至っていない。
ただ、翌朝、自分で今何をしていたのか、いきなり分からなくなったったことがあってほんの二分間で、幾らか細胞が潰れたかな。
けっか、矢張り記憶障害が出てきた。
どうか、未遂は止めようね。
自殺予防カウンセリング
自殺者の大多数は、最後の行動に及ぶ前に、誰か特定の人を選び出して、自殺にまで追い込まれた絶望的な感情を打ち明けている。
その「孤独な魂の叫び」を受け止めることができるかできないかが、自殺予防の成否に直接かかわってくるのだ。
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