Thursday, February 16, 2006

現代文化の屑

煙草が好きである。
幾ら迫害を受けようが、わたしは煙草を手放せない。
煙草より有害なものは沢山ある。

パチンコ&スロットは幼児を殺し、競馬は借金を作り、酒は人格を変える。

煙草を吸うと人を殴る、とか、煙草を買うため多重債務地獄に陥った、とかは聞かない。
確かに有害性は認める。健康に悪いだろう。

しかし、肥満のほうが更に健康保険を脅かしている。
バスや電車も体重で料金を決めるべきだ。
糖分以外何の栄養も無い清涼飲料やジャンクフードも、煙草並に重税を課すべきだ。
誰も聞いてくれない愚痴。

専門家が嫌い。
最近何か起こるとしゃしゃり出てくる自称専門家なる人々、あんた等一体普段は何してるの? 北朝鮮の専門家だの公園遊具の専門家だの、一年三百六十五.二五日、一体どんな仕事して飯食ってるの?誰か教えて。

安否不明者の家族。
「夜も眠れない」「物が喉を通らない」と、良く聞きますが、言い換えると、心配しながらも眠りたかったし食欲があったし、なのにその欲求が満たされず困った、ってこと? 
わたしが父を看取るときの五日間、寝食なんて忘れていたけれどなあ。

でもまあ、命って本当に儚いものです。なのに、来る確約の無い明日の約束や宿題をしたり、数年先に備えて試験や就職や年金の心配をしたり、日本という国は根本から平和で豊富で可愛くて幼稚なのでしょうね。

数瞬先どころか、吸った息を吐く可能性すら不確かな地にいたわたしとしては、未来のために今の快楽を犠牲にするなんて、サミットで首脳陣が悪意を以て教育や国策を練っているとしか思えない。

真実は、歪んだプレートの上に浮かぶ、液状化した国土では、次の瞬きだって保証されないのに。

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