Wednesday, February 15, 2006

雪振れ早くわたしを凍らせて

一日の仕事を追えて、ローファーからハイヒールに靴を履き替える。

エッジトゥーが締め付ける痛み具合で、その日の疲労度が分かる。

小雪舞うという今日は、暑さ処まる頃より、ずっと疲れている。

冬の訪れだと言うのに、嬉しくなくちゃいけないのに、何故だろう。

わたしの心、浮腫んだ足よりずっと重たい。

低く垂れ込める鉛色の雲みたいだわ。早く、雪が降らないかな。

そうしたらきっと、降る雪の分量だけ、鉛の雲が軽くなるように、わたしの心も軽くなる。

煮沸より冷凍が滅菌はあるから、早くわたしを凍らせてよ。

小雪なんてケチらずに。

早く早く、凍死するほど寒くなってよ。

わたしをきれいに殺菌してよ。

中途半端だよ、小雪ってのは。

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